漕艇部
About
運動会漕艇部は1886年に創部された、日本で最も長い歴史を持つとされる部活です。夏のインカレで日本一になることを目標に、部員全員が一丸となり日々活動しています。ボートはカレッジスポーツであり、未経験者の活躍が目立つのが特徴です。また「究極のチームスポーツ」と呼ばれ、クルー全員が一体となって動くことで最高の力を発揮します。水上を滑る感覚はここでしか味わえない唯一無二のものです。
部員数
活動場所
活動時間
メールアドレス
56 (男子:32 女子:24) 男女比4:3
平日4(19:00-20:00) 休日1(9:00-11:00, 15:00-17:00)
火曜19:00
Promotion Video
Events
イベント情報は随時更新します
Feature
01
美しい水上の世界
皆さんは今まで水上で運動をしたことはありますか?ボート競技には水上スポーツだからこその魅力があります!水面すれすれを艇が滑っていく感覚というのは陸上では感じることができないものです。競技中のボートのスピードは時速20kmくらいですが、体感だともっと早い。車に例えると時速100kmくらいの体感スピードと言われています。風を切り、水面すれすれをスピードを上げて滑っていく疾走感そして爽快感はぜひ皆さんにも味わってみてほしいものです。 さて、ボートを漕いでいると、時折とても綺麗な光景に遭遇します。特に風のない冬の朝は水面が鏡のようになり、非常に綺麗です。周りも静かなので、どことなく異世界に来てしまったかのような、非日常の感覚を覚えることもあります。そんな環境の中を一艇のボートが悠然と進み、波紋だけを残して過ぎていくというのは、とても贅沢な瞬間ではないでしょうか。四季折々の変化を見せる、自然を一身に感じながら漕ぐことができるのもボートの大きな魅力の一つです。 水上でしか見ることのできない美しい世界へ、皆さんも漕ぎ出してみませんか?
02
究極のチームスポーツ
ボートは極めて単純なスポーツです。2000mの直線コースを漕ぎ、最も早くゴールに到着したものが勝ちます。 2000mを漕ぎきる時間はおよそ6分。この間、クルーは1本1本の漕ぎに力の全てを込め、持てるパワー・テクニック・スタミナ・バランス・精神力を尽くし、動きを揃えて相手に打ち勝ちます。これゆえにボートは「究極のチームスポーツ」「紳士のスポーツ」などと言われるのです。 一見すると、ボートは漕手の体力が勝れば勝つように思えますが、そうではありません。優れた技術、そしてクルーの呼吸と動きが協調した時こそ、艇は最速を記録します。クルーの動きのズレは水の抵抗となって、艇速を下げる要因となるためです。このズレを極力なくし、艇速をあげる過程こそ、ボートが「究極のチームスポーツ」と言われる所以なのでしょう。実際に、ボートに乗艇する練習の後は決まってクルーで集まり、「どこでズレが生じたか」だとか、「次のフォーカスポイントは何か」を話し合い、それを実際にボート上で確認します。この過程を通して確実にクルーは一体となっていき、ユニフォーミティは完成に近づいていきます。 ユニフォーミティを追求する練習を経たのちにレース本番がやってきます。レース中は確かに苦しいものです。それでも、クルーのフルパフォーマンスを確信し、自らも渾身の漕ぎで応える。そして、ゴールした時、確かに感じる絆は、他のどの競技にも代えられないものでしょう。“One for all, all for one” ――やはりこの言葉は、ボートにこそ相応しいと思います。
03
初心者から日本一へ
ボート競技は王道カレッジスポーツの一つであるとされています。実際、部員の大半が大学から新しくボートを始めています。ですが、初心者が多いからといって、経験者に負けてしまうわけではありません。日々の練習と取り組み次第でどこまでも高みを目指すことができる、それがボート競技の大きな特徴です。 東大漕艇部には、「初心者から日本一へ」を実現するための条件が揃っています。まずは環境です。活動拠点である戸田艇庫は、多くの艇を有し、充実したトレーニングルームを備えています。また、日本のトップアスリートを見てきたアスレティックトレーナーによるストレッチ指導やストレングスコーチによるウェイトトレーニング指導など、一流トレーナーによる手厚い指導もあります。 そして何より、他大学を凌駕する練習強度と科学に裏打ちされた合理的な練習メニューによって、本気で日本一を目指せるレベルまでに成長することが可能です。 令和2年に引退された李聖美さんを見てみましょう。高校時代は軽音楽部に所属してた彼女ですが、大学ではボートの魅力に惹かれてボート部に入部。鍛錬を積んだ結果、全日本選手権で7位に入賞しました。彼女の例が示すように、初心者からでも全国級で活躍するまでに成長することは可能です。4年間で圧倒的な成長と変化を実感できる場所、それが東大漕艇部であります。 自分の努力次第でいくらでも強くなれる環境がここには整っているので、新しい可能性を拓いてほしいと思います。
Members
朝倉直樹 (ヘッドコーチ)
「Something Specialの価値」
Something Specialは、良く分からないものであります。一つ言えるのは、今後立ち現れる克服すべきものを、突破するうえで必要となること。それは個々で選び取るものですが、スポーツはその有力候補でしょう。その中でも、ボートは、海外ではオックスフォード、ケンブリッジ、ハーバード、エールなど、国内では東大をはじめ伝統的な大学で強く受容されてきました。
何故か?は、ここでは論じませんが、人力で水上を最も早く進むボートを操ること、そしてそこから学ぶことは、人生を通じてのSomething Specialを得ることだと確信しています。 皆さんと一緒にその過程を歩めれば幸いです。
蛭川暢之 (男子部主将)
「究極のチームスポーツたる所以」
私は東大ボート部に入って、入学当時は想像もしていなかった、日々成長を実感できる充実した日々を送っています。実際、ボート部での活動を通し、多くのことを学んでいます。 自分の考えの軸を強く持つとともに、共に取り組むメンバーの考えを、その背景や気持ちの部分から理解する。究極のチームスポーツたるボートでは、このようなコミュニケーションは必須です。仲間と共に「いかにボートを速く進めるか」、「チームをいかに強くしていくか」などを考える時間は非常に充実しています。 可能性に満ちた4年間をボート部で過ごしてみませんか? 皆さんと共に漕げる日を楽しみにしています。
土方渉太郎 (コックス)
「本気で打ち込むことの楽しさ」
ボートに限らずですが、何事も本気で向き合って初めて感じられる面白さがあると思います。必ずしも正解のない問題に取り組む経験は、普段の大学生活では得難い貴重なものです。 私は高校時代、部活の最後の試合で痛恨のエラーをし惜敗してしまいました。練習から試合のように、とはよく言いますが、それができていなかったことに終わって初めて気がつき、それ以来私の心には不完全燃焼感が燻っていました。しかし、日本一を目指す漕艇部なら、もう一度本気で打ち込むチャンスがあるのではと思わせてくれました。せっかくの大学生活、本気でボートに打ち込んでみませんか?皆さんの入部を待っています!
小栗舞桜 (漕手)
「高みを目指す仲間」
新人トレーニングの時期は、きついメニューを同期と声を掛け合って乗り越えてきました。今はどうしたら自分たちが更に成長できるか考えながら、皆で真剣にトレーニングと向き合っています。共に向上しあえる仲間と憧れの先輩たちに囲まれる漕艇部は、心身ともに成長できる、自分にとって大切な場所です。漕艇部には色々な人たちがいて、その中で日本一という同じ目標のもと活動しています。難しさはもちろんありますが、自分の意見をぶつけ合い、話し合い、認め合う…という、仲間との本音での関わりも漕艇部の魅力だと思います。
原本紘和 (主務)
「大学生だからこそできることの価値」
学生はお金を貰えなくてもなにかに全力を注げる数少ないチャンスだと思います。学生だから出来ることの価値があります。社会人や受験生だと色々なしがらみがあって自分の気持ちに従って行動できなくても、学生ならできます。学生を縛るのは自分です。ぜひ新入生の皆さんには自分なりの学生生活を考えて欲しいです。そして漕艇部には学生、部活、ボート競技でしか成し得ない面白さ、価値が必ずあります!一緒にボート部で最高の学生生活を送りませんか?